イチローさんのこの発言、考えさせられますね。（引用：現代ビジネス）
「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。（中略）これは酷なことなのよ。高校生たちに自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれって、酷なことなんだけど、でも今そうなっちゃっているからね。」
厳しく鍛え上げるような指導が難しい時代になり、指導者もどのような指導をすればいいのか悩ましい。
高校野球で言うと、夏の甲子園で107年ぶりに優勝した慶応義塾は、指導方法に共感した野球も学業の成績も良い選手が集まっています。
昨日、明治神宮大会で32年ぶりに優勝した星稜も、飯山がサポートに入ってから指導者主導の厳しい指導から選手主導の指導に変わり、今では全国から選手が集まるようになっています。
つまり、イチローさんが言う「自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれる」選手たちが集まっているのです。
でも、大半の高校はそうはいかないのが現状です。
そこで指導者が二の足を踏んで「自分たちで考えろ」と伝えても、選手たちが困惑してしまいます。
だから、自分で自分を律することができる、自分で考えて行動ができる選手を育成する必要があるのです。
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